みなさんは、サンピラー現象というものをご存知でしょうか。
この現象を見るために必要な条件や見ることができる場所についてご紹介します。
サンピラー現象が見られる条件
サンピラー現象とは、
太陽光が地平線に対して垂直に伸びて柱のように見える気象現象
のことです。
いつでも見られる光景ではなく、一節には氷点下20℃以下でしか起こらない神秘的な現象と言われています。
そのため、見られる時間帯も日の出や日没時に集中しており、見ることができたらラッキーと言える気象現象の1つです。
また、日の出と日没で柱の色も見える景色も変わってくるのも唯一無二の現象と言えます。
日本で見られるスポット
日本では、北海道でも特に寒い地域の道北や道東の地域で観測されることが多く、その中でも名寄市は最も有名なスポットの1つです。
この地域では、「なよろ温泉サンピラー」や「サンピラーパーク」といったサンピラーと名前が付いた施設が多くあり、街を上げて観光名所として取り組んでいます。
サンピラー現象を見たいと思った人に1つ注意点があります。
それは、条件が整えば必ず見えるわけではなく、現地の人でも稀に見ることができる程度の確率だということです。
また、北海道以外の地域でも極稀にサンピラー現象が確認されており、運が良ければお住まいの地域で見ることができるかもしれません。
北海道以外で見るためには
先程、サンピラー現象が見えるのは氷点下20℃以下が条件という話をしましたが、少なくてもこの条件をクリアすれば可能性があるということになります。
北海道以外の地域でも見えることがあるので、特に例年よりも寒い冬の年は期待できるかもしれません。
寒い冬になる1つの理由としては、海面水温が平年より低い状態が続くラニーニャ現象が起こると寒くなると言われているからです。
ラニーニャ現象の年は、例年よりも寒くなるため気温がぐっと下がり大気中の空気が凍る日が増えることが期待されます。
そのため、夜に気温が下がった状態から日の出が出始めた時間帯で運が良ければ見えるかもしれません。
まとめ
サンピラー現象は神秘的な気象現象の1つです。
2021年の冬は、ラニーニャ現象の影響で例年よりも厳しい寒さが見込まれています。
もしかしたら、朝方の冷たい空気の中で日の出とともに見えるかもしれませんね。