この記事は、以下のような方におすすめです。
- 日本のメガバンクはどこか知りたい
- 年間どれくらいの頻度で障害が起こっているのか知りたい
日本のメガバンクとは
あなたは、メガバンクの口座をお持ちですか?
また、持っている人はどの銀行で開設したものですか?
最初にメガバンクと何かと考えたとき、「規模が大きい銀行のことかな」と思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
近年は、統合や合併により誕生することが多く、巨大な収益や資産を有する銀行グループのことを「メガバンク」と呼んでいます。
そして、世界各国にメガバンクと呼ばれている銀行グループが存在しており、日本にも以下3つのグループが存在しています。
もしかしたら、上記グループの銀行口座を開設している人もいるのではないでしょうか。
また、これらメガバンク以外にも、ゆうちょ銀行や各地にある地銀といった馴染み深い銀行も数多く存在しています。
ここまでの説明により、メガバンクとは大手の金融機関のことだということが分かりました。
そのため、「大手だから安心して口座を開設したり預金したりできる」と思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、大手だからと言って決して問題が発生しないということはありません。
近年では、古くなった金融システムの刷新やメンテナンス等で「ATMが使えない」「振込ができない」と言ったニュースを目にする機会が増えてきました。
そこで、どれくらいの頻度でシステム障害が起こっているのか発生件数を調査したいと思います。
システム障害の発生件数
三井住友フィナンシャルグループ
2021年10月に1件(三井住友銀行)
2020年11月に1件(SMBC信託銀行)
2018年は、6月に1件(SMBC信託銀行)、10月に1件(三井住友銀行)
三菱UFJフィナンシャル・グループ
2021年は6月に1件(三菱UFJ銀行)、11月と12月に1件ずつ(三菱UFJ信託銀行)
2020年は、1月に1件(三菱UFJ銀行)
2019年は、6月に1件(三菱UFJニコス)
2018年は、12月に1件(三菱UFJニコス)
みずほフィナンシャルグループ
2021年2月〜9月の間で合計8件(みずほ銀行)、12月に1件(みずほ銀行)
2018年は、6月に1件(みずほ証券)
三井住友 (G) | 三菱UFJ(G) | みずほ(G) | |
2021年 | 1件 | 3件 | 9件 |
2020年 | 1件 | 1件 | |
2019年 | 1件 | ||
2018年 | 2件 | 1件 | 1件 |
調査をして分かったこと
今回の調査結果を元に、以下のように独自で分析してみました。
まず、メガバンクと呼ばれていてもシステム障害は年1回は起こっているようでした。
この点は、コンピューターで動いている限り定期メンテナンスを実施していても発生するようで、地方銀行と比較しても差はありませんでした。
例えば、給料日やボーナス支給日に障害が発生すると困ったことになりますが、頻繁に銀行を使うことは少ないので予め備えておくと良さそうです。
2021年を比べてみると、みずほ銀行の障害件数が他を圧倒していることが分かりました。
みずほ銀行で2021年に発生した障害は、システムの入れ替えによる影響が起因していると言われています。
この件は、当時ニュースでも大きく取り上げられており実際に影響を受けた方も大勢いました。
また、後日、金融庁から業務改善命令が発出されました。
このように、大規模の障害になると公式サイトでのニュースリリースだけではなく、各メディアのプラットフォームにも記録として残り続けます。
しかし、障害規模が小さい場合はニュースリリースを取り下げられていることもあるようでした。
この場合、大々的なニュースリリースというよりも一部顧客向けへの案内を行い、復旧後しばらくしたら取り下げていると推測しています。
さいごに
如何でしたでしょうか。
日本のメガバンクと呼ばれる銀行でも年に1回はシステム障害が起こっており、利用するタイミングで運悪く使えないこともありそうです。
そのため、少し余裕を持って現金を手元に置いておくことをおすすめします。
先日、資産運用の記事を書いたので無理なく貯金したいなと思っている方は是非ご覧下さい。